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2012.08.02
アリタポーセリンラボの日常
昨日、佐賀県放課後学童保育支援センターより「ハマ」をもらいにいらっしゃいました。
「ハマ」というのは有田焼を作る時に必要な物、でもだいたいが一度使ったら捨てなければならない産業廃棄物でもあります。
私達が子どものころは至る所にハマがあって、川で水切りをして遊んだり、積み上げたりしていました。
現在、産業廃棄物として処理しなければならなくなり、あちこちに捨てられる事もなくなりました。
環境的には良くなったんですが、ただ、子どもたちが「ハマ」と触れ合う機会が減った事を寂しく思っていました。
仲間内でどうにかして子どもたちに「ハマ」を身近に感じて欲しい。
そう思い始めたのが「ハマペインティング」
もう5年以上前の事です。町内の子どもたちが300人以上集まるハロウィンパーティ長年行っているのですが、その中のアトラクションの一つとして「ハマ」に絵を描いてもらいました。ハロウィンらしくオレンジのペンキを塗って、黒のマジックでジャックオランタン(ハロウィンのお化けカボチャ)が描けるようにしました。(男の子たちは☆を描いてドラゴンボールにしていました・・・www)
それから2年前は陶都有田青年会議所で夏まつりの子どもアトラクションとして「ハマ積み競争」をしたり。
ちょっとづつでもいいので子どもたちにハマの存在を知ってもらいたいと思って活動していました。
それが少しづつ実を結んで来ています。
佐賀県学童保育支援センターさんが夏休みに学童保育に通う子どもたちに「ハマ」に絵を描いてもらい、それを9月にあるイベントで発表したいと仰ってくださいました!!
昨日、そのためのハマを受け取りに来られました。
佐賀県の主要産業の一つである有田焼を有田以外の佐賀県内の子どもたちにも誇りに思って欲しい。そのためにはちゃんと説明できなければならないと工場見学をされ、ハマの説明を食い入るように聞いて下さいました。
当窯では本窯だけで10種類ほどのハマを使います。
成形でも使います。
やきものは乾燥させたり、焼いたりすることでだいたい10%位小さくなります。収縮していくんですね。その間にゆがんだり、たれたりと変形することがあります。それを少しでもなくすためにハマが使われます。
数年前まではこのハマを産業廃棄物としてではなく土壌改良材の材料として使われていたそうですが、町内にあった工場が閉鎖となり、今では完全に産業廃棄物。
佐賀の子どもたちへ、よろしくお願いします!!
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創業1804年 200年の伝統技術を活かしたラグジュアリーモダンな「有田焼」
アリタポーセリンラボは、創業200年以上の歴史を誇る有田焼老舗窯元 七代目弥左ヱ門が生み出した
現代のライフスタイルに合わせたラグジュアリーモダンな有田焼です。
熟練職人が弥左ヱ門窯ならではの門外不出の技術を活かし、数え切れない試作を繰り返し進化した釉薬・技術を使い、
一つ一つ手仕事で、モダンな有田焼を作りだしています。