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2012.07.27

アリタポーセリンラボの日常

有田を熱く語る・・・OJT

昨日も絵付け研究会へお邪魔しました。

先生の工房にお邪魔したんですが、今にでも工房として稼働し商売できるくらいのすごい工房!
本窯もかなり大きくてすごかった!


今年の2月に社長の松本は日本磁器創業有田焼400周年事業のアイデア探求海外派遣事業に参加し、パリに行ってきたのですが、実は私も参加していました。社長は1月にパリへ私は2月にヘレンド、マイセン、リモージュと焼物の産地へ行ってきました。
そんな事もあり、海外派遣に参加したメンバーとは400周年の事やこれからの有田についてなど熱く語る事はあったんですが、日常ではそこまで熱く語る事もなかったんですが・・・・

 

いました、ここに。

 

秀島先生とおっしゃるのですが、熱く人材育成について語ってくださいました。

 

有田焼の職人、本物の職人はあと10年もすればいなくなる。そうなる前に技術とその理屈と感覚を若い人に伝えたい。
上の人に言っても何も変わらないのであれば、自分ができる事をしなければならない。

 

そうおっしゃっていました。
自分にできる事・・・その中で絵付研究会を行ってらっしゃるようです。

テストピース
「線を描く」
私は鉛筆でもまっすぐ引けないのですが、この縁取り、すごくないですか?

定規を当てたかのようなまっすぐな線。
この線を描いたのは絵付けの勉強を始めてまだ数カ月の若い女の子。
彼女が線を描くたびに私は息を詰めてしまっていたのですが、
「自分の呼吸に合わせて線を引いて」
「ゆっくり描くのと早く描くのでは線の濃さが違う。自分の呼吸が分かっていないとスピード調整ができないよ」
と仰います。
息を止めると確かに自分のリズムが分からなくなってしまう。
線を引く練習

彼女は練習を始めたばかりのころ、自然と体に力が入って息を止めてしか線が引けなかったそうです。練習をしていて苦しくなってしまっていたと今は笑って話してくれましたが、物凄い努力だと思います。

短い線しか描かないからと言って短くだけ描いているとそこで技術は止まってしまう。長くちゃんと書けるように練習することで自分のベストポジションが分かり、一番描きやすいポジションで描く事ができるようになる。

近視眼的にみれば合理的ではないかもしれませんが、遠回りをして、長い目で見るととても合理的だと思えました。

昔のように徒弟制度がなくなってしまった今、昔の事を知っている職人さんが若い職人さんにその想いや技術を伝えてくれなければ、これから先の有田焼はどんどん劣化していくかもしれません。

この研究会に参加している職人さんや先日、展示会を行った職人さんの作品で展示会ができたら面白いですね!

 

最後にこの道具。
カッコ良くないですか?先生の手作りの筆休めだそうです。
ほんの少しだけ筆先が水に浸かっています。そのために筆が乾く事がなく、すぐに使えるそうです。
「道具にこだわる。道具を大切にする。」
これも先生から習いましたと仰っていました。大切な事ですね。

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創業1804年 200年の伝統技術を活かしたラグジュアリーモダンな「有田焼」
アリタポーセリンラボは、創業200年以上の歴史を誇る有田焼老舗窯元 七代目弥左ヱ門が生み出した
現代のライフスタイルに合わせたラグジュアリーモダンな有田焼です。
熟練職人が弥左ヱ門窯ならではの門外不出の技術を活かし、数え切れない試作を繰り返し進化した釉薬・技術を使い、
一つ一つ手仕事で、モダンな有田焼を作りだしています。